儒教における本来の孝とは結婚して子を成すこと。より正確には祖先の祭祀を絶やさない事である。
それが家族制度の確立により、家名を継ぐ男子優位へと進む。
(以前にも書きましたが、「孝」の本家である中国は今なお夫婦別姓ですからね)
そう言った意味では、現在の少子高齢化社会の日本は親不孝モノが増えていると言える。かく言う自分もその同類の一人であるが。
要するに本来の孝行は親が死んだ後に意味を持つ。
よって「孝行したいときに…」という言葉は的はずれである。
長寿社会では親孝行は介護=親の死を看取ると言う変わってきたようだ。
[0回]
PR