本来の祝日の意味を薄めてしまう現行のハッピーマンデー制には疑問だが、地域ごとの祝祭日をずらしてしまうと言う新案には全く賛成出来ない。
日商会頭の反対意見はもっともで、
「全国展開している企業の業務効率が落ちること予想される」
のは素人目にも明らかだろう。
そもそもこんな重要な問題を観光庁主導で進めること自体が問題だ。国民の祝日というのはもっと文化的な意味合いで考えるべきである。
さて、現行制度で月曜日固定されている祝日は成人の日、海の日、敬老の日、体育の日であるが、
この内、体育の日は東京オリンピックの開催日であり、元の10月10日へ戻すべきである。
海の日は起源も新しいので取りあえず除外。
成人の日は元は小正月だが、全国的に成人式がまちまちの現状では廃止すべき。(それこそ地域ごとの実情に即して制定しても良いだろう
そして敬老の日は元の日付にはそれほど重要性がないのでその主旨に適した重陽、つまり9月9日に固定するのが良いだろう。
逆に現行で固定されている祝日の内、勤労感謝の日の起源は新嘗祭であるが、本来は旧暦の11月卯の日に行われていたモノ。これが新暦導入の際に現在の日に固定されたので逆にこれは本義に沿って流動化すべきかも知れない。
ついでにもう一点。5月5日の端午の節句が祝日なのに3月3日の桃の節句が祝日ではないというのは昔から言われていた。
この際だからこれを祝日化することも検討してはどうだろうか。
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