現首相のスローガンとして有名になったこの言葉。
そもそもは祖父である鳩山一郎元首相の思想でした。
で、今更ながら改めて調べてみると、予想通りFraternityの訳でした。
これはかのフランス革命のスローガンである自由・平等と並ぶ三番目の題目で、かつては博愛と訳されていました。
これは明らかな誤訳で実際の意味はむしろ鳩山元首相の訳語の方が正しい。
(最近は同胞愛とより正しい訳語が用いられているようです)
但し、鳩山首相はリヒャルト・クーデンホーフ=カレルギーの著書の英訳から取ったようなので、フランス革命の思想とは少し異なるようですが。
いずれにしても「友愛」とは「共通の志を持つ者同士に存在する」のであって、そこからフランス革命の恐怖政治も導き出せるという次第。
さてこれを鳩山首相がこの祖父の思想を正確に受け継いでいるので有れば、自分たちに賛同しない人間を如何に遇するか。自ずと想像出来ます。
既に「友愛する」と言う表現が不穏当な意味を持って語られつつありますが。
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