中間選挙

米・中間選挙でオバマ民主党に予想通りの逆風となり、下院で野党共和党が過半数を奪還。上院は改選議席が小さいのでまだ民主党が過半数を持っていますが、これで政府と議会のねじれ状態が生じました。
まあ日本のそれと違って、アメリカのねじれ（大統領と議会の多数派が異なる状態）は結構頻繁に起こるし、大統領の権限は日本の総理大臣とは較べモノにならないくらい大きいけど。
（唯一の違いは議会の解散権が無いことくらいか）

オバマ大統領の敗因の一つは対中宥和政策。
民主党は伝統的に親中だけど、今の中国はかつてとは較べモノにならないくらい経済が強く、それ故になかなかアメリカの思惑通りに動かない。
よって中国への当たりが強まるのは良いとして、それが即我が国の利益に成るとも思えない。
むしろ対中政策での我が国への負担が増えるだけ。

ナビスコ杯決勝

Ｊリーグカップ戦の決勝はジュビロ磐田とサンフレッチェ広島。
古豪復活か、初タイトルか。

ロスタイム直前のジュビロ前田の同点ゴールはまさに起死回生。そのままロスタイムでは押しまくられるサンフレッチェ。
辛うじて同点のまま延長にもつれ込むも、延長前半でジュビロが立て続けに２点挙げて勝負有りか、と思ったら終了間際に一点返す。
しかし後半に入って止めとなった前田の二点目。
終了間際のＰＫもベテラン川口が見事に止めて試合終了。
延長まで１２０分戦って５－３と言うスコアでしたが、両チームの持ち味を存分に出し切った試合展開でした。

もったいない

消費者庁が”賞味期限”の見直しを提言。
賞味期限前の商品が慣例で大量廃棄されている現状を憂いての話です。
話は分るのだけど、担当省庁が違いませんか。
食品衛生なら厚生労働省じゃないのかなあ。あるいは流通・販売の不備で有れば通産省か。
消費者庁なら消費者が有利になる政策を検討すべき。
つまり、賞味期限の設定が適正か否か。
もっとも、賞味期限なんて余り拘ったことがないけど。それよりも気になるのは消費期限の方。
食品の大量破棄をやっていて、食品が高いだの、自給率が低いだの言うのは本末転倒何ですけどね。

北方領土

ロシアのメドベージェフ大統領が日本の制止を振り切って（実際に現政権がどの程度本気で止めに入ったかは不明ですが）北方領土に足を踏み入れました。
旧ソ連時代ですらあり得なかった事態ですが、あのころは良くも悪くも冷戦構造の抑制が効いていましたからね。
翻って現状は、日米同盟が揺らいでる上に、日中間での尖閣問題（断じて領土問題ではありません）がこじれています。
民主党政権が尖閣問題で弱腰を見せたことがロシアに付け入る隙を与えてしまったと言えます。
ロシア国民が北方領土にどれほどの関心を持っているのかは知りませんが、
昔っから強面の、よく言えば家父長的なリーダーを好む民族感情に訴える強烈な政治宣伝に成った事でしょう。

今さらですが、旧ソ連崩壊時が北方領土を取り返す絶好の機会でしたが、
当時の日本は外圧が揺るんで内部の政局が流動的でしたからねえ。
５５年体制というのは、冷戦構造化でのある種の無風状態。
外交不在という点では、徳川時代の”鎖国”体制にも似ていました。
日本の外交というのはいつも一手遅れなんです。

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日中首脳会談

一度は会談破棄だったのが、一転して十分だけの会談となりました。
舐められてますね。
我が国が独裁国家でない以上、後方が関与しないトップ会談には全く意味がありませんが。

もしかすると温家宝首相本人は会談を望んでいるだが、国内の強硬派に配慮して融和路線に舵を切れないのかも知れない。
あるいは強硬派も単に首相の足を引っ張りたいだけなのかも知れない。
いずれにしても、中国は共産党一党独裁ではあっても必ずしも一枚岩ではなく、内部では熾烈な派閥抗争が繰り広げられているのだろう。
注意すべきはこれが中国の民意を一切考慮していないと言うことだ。
続発する反日デモも、民意の発露ではなくにコントロールされたモノであってある種のガス抜きに過ぎない。

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