更迭

昨日は居直りを見せた柳田法相が、今朝になって一転しての辞意表明となりました。
大臣はその場で辞表を書いたと言うことなので事実上の更迭、初めから辞める気なら辞表を用意して行きますよねえ。

さて後任は直ぐには決められず、仙石官房長官の兼任となりました。
官房長官にも問責が出される予定だったはずですが、こちらはまだ足並みは揃わず予算成立後にしようと言う公明党の反対があって纏まらず。
野党側も「予算を人質に取った」と見られるのは本意ではないのか。
こうなってみると、柳田大臣の辞意（あるいは更迭）をぎりぎりまで引っ張ったのは有る意味で与党側の得点だったのかも。
本当に問責に値するのは柳田大臣よりも仙石官房長官だと思うのですが、衆議院の不信任と違って参議院の問責は拘束力がない。結局は国会戦術に過ぎません。
可決出来ても無視されれば無意味。まあ多少国会が荒れる程度ですから。
予算は既に衆議院を通っているので、たとえ参議院での審議が止まっても児童成立する訳ですね。
それよりは参議院で修正協議を行った方が、野党側の得点が大きい。いやそんなことよりも遥かに有益だと思うのですが。

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居直り・居座り

舌禍で去就が注目されている柳田法相が辞めない宣言。
「今後とも真摯な答弁を…」
って、国会軽視で叩かれている大臣の台詞じゃありませんね。
与党が過半数を持つ衆議院での不信任はともかく、過半数割れの参議院での問責決議は出されれば可決が必至です。
これで国会審議が止まったら、誰が責任を取るのでしょう。
本人が自主的に辞めるのがもっとも傷が浅かったでしょうけど、菅総理が果たして大臣の首を切れるのか。
もはや菅内閣の寿命も長くないですね。

亀井代表は
「この程度は自民党時代にも有った」
などと言っていますが、
自民党時代には”この程度”でも自ら辞めて居ましたよねえ。
更に問責決議を「やれるモノならやって見ろ」
郵政解散の直前にも似たようなことを言っていましたねえ。
で結果どうなったか。

民主党内部にすら辞任論がある中で、虚しい去勢ですね。
自民党と組む線の全くない国民新党には、民主党にぴったり寄り添う以外に選択肢がない訳で、その辺もすっかり見透かされているのでしょう。

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優勝決定

首位名古屋グランパスが対湘南のアウェー戦で勝利、二位鹿島が引き分けたので三試合残しでの優勝決定となりました。
あとはＡＣＬ出場権の掛かる三位以内と、逆に降格となる下位三チームを巡る争いとなります。
どちらにも恐らく縁の無くなってしまった我らが新潟も、一つでも上の順位を目指して残り試合を戦って欲しいモノです。

アジア大会サッカー

準々決勝対タイ戦。
これまでの大差での圧勝とは違って接戦の末に１－０で勝利。
オリンピックを見据えての２１歳以下での編成とは良いながら、国内リーグに配慮してベストなメンバーを集められなかった中でのこの快進撃は評価に値する。
何よりも未だ無失点というのは見事と言うほか無い。
いまだ金メダルのないアジア大会の初制覇まであと二試合。
ここからは強敵が待っている。頑張れニッポン。

一票の格差

参議院における一票の格差が違憲の域に達していると言う東京高裁の判断が出た。
そもそも違憲を判断出来るのは最高裁のみで、高裁レベルで違憲合憲を言い募るのは越権行為だと思うのだが。

それはさておき、実際に一票の格差が「法の下の平等」に反しているのか。
アメリカ上院は各州ごとに二名。これは明らかに大きな一票の格差が存在するはずだが、これについて訴訟が起きたとは寡聞にして聞かない。
アメリカの州は日本の県よりも遥かに大きな権限をもつので同列には語れないのかも知れない。
で有るなら、道州制を実施して議席の配分を大きく変更すると言う政策も考慮する必要があるのかも知れない。
あるいは参議院の不要論も考察対象になるだろう。
ひいては平等というモノを再考する時期に来ているのかも知れない。