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今更だけど、統一地方選を止めてその予算を復興支援に回すべきと言う意見があった。
それも確かに一見ではあるが、それが当事者の意見であればやはり注意して聞く必要がある。
たとえば橋下大阪府知事。
名古屋での河村市長派の敗北(第一党は取ったけど、過半数を取れなかった以上は負けと言うべきだろう)を見て自身の地域政党の勝ち味が薄いと見たのではないか。
但し、震災が無くても地域政党が過半数を獲得するのは難しいだろうと思う。
理由は簡単で、候補者は橋下氏の理念に賛同していても橋下氏と同等の能力を持っている訳ではないからだ。
この話は国政選挙にも言える。民主党は先の総選挙で圧勝したが、当選者が果たして国会議員として十分な力量を備えていたか。今回の震災対応を見ても、人材不足であったのは明らかだ。
有権者も、御輿だけを見て候補者本人を見ずに投票する事の危険は十分に理解したのではないか。
橋下氏の主張が通るかどうかは、府議としての能力に適う人材を揃えられたかによるだろう。

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どちらが言い出したのか、震災復興の為の救国大連立の話がちらほらと。
私が野党なら、条件として総理の椅子を要求しますね。最低限、総理の交代は必要です。
なにせ現総理は、かつての中越地震の時に、
「あい続く天災をストップさせるには昔なら元号でも変えるところだが、今必要なのは政権交代ではないか」
とのたまった方ですから。
天災が時の政権の所為だとすれば、小泉政権下に起きた中越地震に数倍の被害を出した今回の大震災の責任を取るべきは菅総理ご本人と言うことになります。

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サルコジ仏大統領が、震災後としては初の海外首脳来日を行い、菅総理との会談を行いました。
総理は「雨の日の来客は…」とか脳天気に歓迎ムードですが、サルコジ氏としては原発大国として国内的なアピールもあるのでしょう。
お隣のドイツでは州単位とは言え政権交代を引き起こしていますし、フランスとしては脱原発の流れを食い止める目的が大きいのでしょう。
とは言えこのタイミングの来日は評価に値します。日本としても、当面は原発に依存せざるを得ない状況ですし。

さて会談で決まったのは技術的支援と共に、国際的な安全基準の策定。恐らく後者が主目標なのでしょう。
国内の現行基準は、恐らく反原発派に配慮したかなり厳しいモノ。つまりは政治的配慮の強いモノで、それを多少超えたからと言って即座に健康被害が発生するものではありません。
実際の所、冷戦時代に原爆実験が盛んであった頃には今よりもずっと高い放射線濃度であったと言う証言もあります。
よって新たに策定される基準値は、より科学的見地に基づいた適正値に設定されるでしょう。

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菅総理は福島原発の問題で、福島社民党党首と会談。
福島氏の提言は、反原発の立場からのモノですが、提言についてはそれなりにまともでした。
保安院が、経産省の押し進める原発推進の走狗になっていて安全がおざなりになっているのはこのトラブルで明らかですから機構の改革は必要でしょう。
(ただこのタイミングで明言してしまうとトラブル処理に関するモチベーションを下げる恐れがありますが)
もう一点のエネルギー政策の見直しについては、実現性は低いです。
そもそも自然エネルギーは安定性が低いのが難点で、この割合をこれ以上増やすのは難しく、そもそも天災に弱いのでむしろ状況を悪化させます。
ガスを利用した燃料電池システムは、節電が目的であって停電時には使えないらしい。(この点は発電機能を組み込んだ改良型の登場に期待しよう)
太陽電池も、余剰電力を電力会社に売って電気料金を下げる目的なので、これで家庭の需要をまかなう訳には行かないらしい。
実現的な対策は節電。あるいはより効率の良い電気製品の開発と言うことになるのだろう。
ヒートアイランド現象を緩和する方法があれば、夏の電力需要を緩和出来ると思うのだけど、何かいい方法はないだろうか。
あの熱を吸収して別のことに利用出来ればいいのだけど。
即効性のあるのは東京への一極集中を解消して人口密度を下げることだと思うのだけど。

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サッカー日本代表とJリーグ選抜によるチャリティマッチが開催されました。
開幕で分裂していたプロ野球とは大違いの一致団結が素晴らしい。
この状況下で選手を送り出してくれたヨーロッパの各球団にも感謝です。
両チームとも初っぱなから全開で、チャリティとは思えない、いやチャリティだからこその好ゲームでした。
遠藤の完璧なフリーキックに、本田・岡崎のホットラインによる追加点。
全体としてはやはり代表チームの方が上でしたが、(そうでないと困る)後半に出てきたキング・カズのファインゴール。そしてカズダンス。あの展開で見事に決めてくるところは流石の一言に尽きます。
決められたのが代表初選出の新潟・東口だったのもご愛敬。

自粛ヒステリーの方々は試合そのものに苦言を呈されるでしょうが、日本全体が沈み込んでいては日本の復興は果たせません。
頑張れ東北。頑張れニッポン。

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