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不信任案の否決によって、合法的な菅降ろしが不調に終わりましたが、総理の不誠実な対応から民主党内部の混乱は増幅しています。
そもそも自公(ついでに立ち上がれ日本も)が出した不信任は、民主党を割って出た反菅(つまり親小沢)勢力との共闘を前提としており、必ずしも自民党の総意でははなかった。
おそらく自民党の大多数は菅・小沢抜き。小沢が最後に腰砕けになったのはそれを見越して民主党に残る方を選んだのだろう。
それにしても、菅総理を合法的に降ろす方法は無いので、現時点での大連立構想は絵に描いた餅ですね。

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三カ国で争うキリンカップ。
すでに日本と戦ったペルーはチェコともスコアレスドローでした。
よって最終戦で日本とチェコの勝ったほうが優勝となります。
さて非常に守備の堅いチェコに対し、日本は攻撃重視の3-4-3のシステムを最後まで押し通しました。
結局点は取れず、スコアレスドロー。
三カ国同時優勝というのは開催国としてはあまり嬉しくない結果ですが、とりあえずザックジャパンの無敗記録は更新中ということで。
W杯三次予選まで残るは韓国戦のみ。
南米選手権に出られないのは痛いですねえ。

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グーグルへのハッカーの攻撃。中国からと特定されたのに中国政府は関与を否定。
攻撃の内容から言っても中国政府が一枚噛んでいるのは明白だと思うのだけど。
それにしても、ネット攻撃なのだから国外から行えばいいのに。
そもそも中国人以外が中国国内でこんな行動を行えるが無いですから。
アメリカはFBIによる捜査を開始し、(国外でどんな捜査が出来るのか疑問だけど)
中国政府にも協力を要請しました。
キツネとタヌキの化かし合いですね。

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菅総理の二枚舌に、鳩山前総理は「反対しておけば」とかぼやいていますけど後の祭り。
あの方はとことん良い人なんでしょうねえ。今となってはどうでも良い人ですけど。
しかしもっと笑えるのが、小沢系の副大臣と政務次官。一度出した辞表を引っ込めるって。
そもそも不信任案に賛成するなら辞任でなく離党すべきだった。
小沢氏も、本気で倒閣を目指すなら自派をまとめて離党届を出させるべきでした。そうしなかったということはある種の政治工作であったということ。

それにしても、菅総理の頭の中には総理の座に居座るという権力欲だけがあって、国民のために何かしようという使命感は欠片も無いということが良く分かりました。
被災地の避難民のことを思えば、自分の首と引き換えに二次補正を成立させるべきなのに、むしろ状況を混乱させることで延命を図っている。
人災も極まりました。

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大山鳴動して。
可決は難しいだろうなあとは思っていたけど、ここまで盛り上がらないとは永田町の論理は一般人には理解しがたい。

それにしても、小沢氏の造反を押し止めた要因はなんだったのか。
単純に可決に必要な数を集められなかったからか、あるいは流石に”二度目”には大儀が無いと悟ったか。
党を割るなら、代表選の時が最後のチャンスだったと思う。
代表戦における菅・小沢両候補の主張は、とてもひとつの党でまとまれるような違いではなかった。
あの時に菅派民主党と小沢派民主党に割れているのがおそらくもっとも正しかっただろう。
しかしそうなったとき次の政権は菅派と自民党の大連立(あるいはそこに公明党が加わる)であっただろう。
これであれば、今回の震災にもそれなりの対応が出来た筈である。
前回もそうだが、今回も小沢氏が党を割って出ても、自民党が小沢氏と組む選択肢は無い。
どこまでも政局の人である小沢氏は、政権にしがみつく選択肢を選んだ。しがみつくという点では菅総理も同じだが。

民主とは何故菅総理を守ろうとしたのか。
もし不信任案が可決されていれば総理は解散に打って出ただろう。その場合、菅代表を旗印にして総選挙を戦わなければならない。
民主党の言うところの”大儀”というのは精々この程度だ。

一方の野党は読み違えたのか。
そもそも与党の分裂を期待しての不信任案には無理がある。
この状況はかつての”加藤の乱”の真逆である。
前回仕掛けた小沢氏が今度は反乱未遂に終わり、反乱軍のナンバーツーだった谷垣氏が仕掛けた側というのは皮肉である。

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