自公が勝ちすぎたと言う意見は当然ながら出てきているのだけど、自民党に投じられた比例票は前回とあまり変わっていない。
前回も今回も無党派票が勝手に踊って政局を混乱させただけ。
それでも、民主党(あの時点では社民と国民が連立相手として有った)は三分の二を取れず、自公は取れた。
その違いは支持層の堅さの違いだろう。
選挙直前にはじき出された世論調査の支持率が、おそらく自民民主の固定支持層なのだと思う。
さて本番の選挙考察。
民主党は現役閣僚が過去最大の八人落選。
この中には官房長官や財務大臣と言う普通ならありえない大物まで含まれている。
閣僚経験者も十人が落選。まあ三年間で大臣を濫造したからねえ。
さらには議長や元首相も小選挙区で負けて復活当選と言うお粗末振り。
目立った分だけ民主党への逆風が直撃したということなのだけど。
大勝ちした自民党だが、加藤元幹事長が無所属候補に負けてのまさかの落選。
民主他の世襲批判は的外れだが、ベテランでも能力にかげりが出ればこうして落とされる。
日本の有権者もまだまだ捨てたものではない。
そして維新の会。
50議席を越えて、予算関連法案の単独提出も可能と言う大勝利なのだけど、
首班指名で早くもトップ2が意見対立。
安倍自民党総裁に投票をと発言した橋下氏に対し、
独自指名を主張して議員団代表の平沼氏を推す石原代表。
衆議院選挙なのだから、誰を首班に推すかという点で事前の合意があってしかるべきだと思うのだけど。
まあ落としどころは石原代表に入れるのが無難なところでしょう。
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